第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第462話 友、勝行の変貌と純正の決意:マニラ沖海戦の教訓と課題 元亀二年 七月五日 諫早城「殿、肥前介様がお見えになりました」「うむ、通せ」 諫早城の執務室で政務を執っている純正のもとに、海軍総司令の深沢肥前介勝行が現れた。 勝行は官位には全く関心がなかったが、西国を統べる大国小佐々の閣僚が無位無冠では... 2023.10.24 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
横瀬浦開港 敵が味方 味方が敵に 第80話 沢森政忠、五代目弾正大弼純正に、相成る。 親父と一緒に小佐々城にいった。馬で一刻(2時間)もかからない。 小佐々城は城の辻と呼ばれる小高い山の上に築かれている。 城の本丸からはゲキト岳を源流として梨の木から北の七ツ釜港に流れこむ多比良川と、それに沿って瀬戸村までつながる道を望む。 ... 2023.05.06 横瀬浦開港 敵が味方 味方が敵に
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。 第25話 26年ぶりの父との邂逅 「幸い挫滅している部分も少なく、壊疽えその心配はありません。ただ、毒素が血を巡って五臓六腑ごぞうろっぷを侵しております。持ち直したとしても、後は運を天に任せるしかありませぬ」 親父は一時は回復した。 起き上がれもしたが、また寝たきりになった... 2023.04.13 歴史改変仕方ない。やること多すぎです。
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。 第8話 美しい姉と忘れた記憶―戦国時代の兄妹の再会 永禄四年 四月 沢森城 喜々津御前の居室 沢森政忠 日差しの差し込む中庭に面した部屋のなかで、姉である喜々津御前と息子の幸若丸、そして妹の雪姫が、3人で遊んでいた。「義姉上、今少しよろしいでしょうか?」 俺は深呼吸して声をかける。「いいです... 2023.04.04 歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。