転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第344話 『小栗上野介の財政・貨幣政策』 元治元年十月六日(1864/11/5) 小栗上野介は外国奉行としてアメリカやフランスと交渉することはもちろん、勘定奉行として幕府の財政の健全化と増大する軍事費や様々な歳出を補うべく、その施策にまい進していた。「このままでは立ち行かなくなる」... 2025.01.30 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
八紘共栄圏を目指して 第817話 『セバスティアン・ロドリゲス・セルメーニョの災難』 文禄四年九月二十五日(1595/10/28) 「煙突? 蒸気? 一体何を言っているのだ? 冗談ではない。そんな船があるはずがない」 スペインの使節は不思議そうな表情で艦橋を見回し、黒い煙を上げる煙突を指さした。事態を理解できず困惑している様... 2025.01.26 八紘共栄圏を目指して
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 時系列・あらすじ 以下、旧暦表示。随時更新します。1837年天保7年11月: 50歳の男が幕末の大村藩下級藩士に転生。若い妻と息子がいる状況に戸惑うが、純顕と純熈に仕え、列強に対抗する決意を固める。前世の記憶を頼りに、激動の幕末を生き抜こうと覚悟する。天保7... 2025.01.25 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第332話 『下関戦争-長州海軍と幕府海軍-』 元治元年四月十一日(1864/5/16)「くそっ! やはり無理か!」 助けられる味方は助けなければならない。 人道的見地からはもちろん、戦力保持の意味合いもある。しかし、それがために全体が危険にさらされては意味がないのだ。一分一秒を争う判断... 2025.01.16 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第327話 『激闘! 鹿児島湾海戦! -突破口-』 文久四年(元治元年)四月六日(1864/5/11)「司令官! 前方に海峡があります!」 イギリス駐清艦隊は、海峡を突破後は艦船の修理と負傷者の治療をしつつ、湾内を偵察した。幸い砲台はない。島津軍もうかつに近づいて反撃を受けるのを想定して、あ... 2025.01.10 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第319話 『アラスカ売却交渉とロシア太平洋艦隊のネーバルプレゼンス』 文久三年十二月十一日(1864年1月19日) 箱館「ほう……これはまた、珍しい。何かの交渉ならば、ぜひお手柔らかに願いたいものですな」 駐日函館ロシア領事のヨシフ・アントノヴィチ・ゴシケーヴィチは、決して良い思い出とは言い難い相手と、再び交... 2024.12.31 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第316話 『薩摩と長州』 文久三年十月二日(1863年11月12日) -発 次郎左衛門 宛 松前勘解由様 昨今の日英関係に鑑み、開戦となればロシアの動向愈々以ていよいよもって重きにして、特に間宮海峡並びに宗谷海峡の備えは重きと存じ候間(思うので)、近く新式砲台の設... 2024.12.29 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第293話 『青幇と黄金栄』 文久二年八月十九日(1862年9月12日) 玉蘭閣ぎょくらんかく 晋作とその一行は重厚な扉を押し開け、『玉蘭閣』の中へと足を踏み入れる。 そこは豪華絢爛けんらんな装飾と、妖艶な雰囲気に満ちた別世界だった。華やかな衣装をまとった人々が行き交い... 2024.12.05 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第292話 『フランス租界と青幇』 文久二年八月十九日(1862年9月12日) ホテル『宏記洋行』 夕方 「おい! 晋作は何処いずこだ! まったくあいつは読めん! 何をしているのだ?」「申し訳ありません。昼まではいたのですが、ちょっと目を離した隙にまかれました……」 中牟田倉... 2024.12.04 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第289話 『生麦事件交渉-4-交渉の糸口』 文久二年八月十三日(1862年9月6日) ■川棚 AM6:00「機関は問題なし、よし、出港するぞ!」 ■横浜「え? 勘弁してくださいよ。今からすぐなんて無理ですよ。今何時だと思ってるんですか? それに今から準備できたとしても12時ですよ」... 2024.12.01 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第288話 『生麦事件交渉-3-真実は上海に』 文久二年八月十二日(1862年9月5日) 夜 神奈川奉行所「安藤様、あまりに差し出がましい物言い、真に申し訳ございませぬ」 次郎は前面にでてニールと交渉した事を謝るが、信正はからからと笑って答える。「なに、蔵人がそうだと言う事は丹後守殿から... 2024.11.30 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
『邪馬壱国の壱与~1,769年の眠りから覚めた美女とおっさん。時代考証や設定などは完全無視です!~』 第41話 『消えた微笑み』 2024年11月18日(月)東池袋・ワールドバニー「いらっしゃいませ、お客様。ご指名はございますか?」「客じゃない。ここにマリアって女いるだろう? 会わせてくれ」「申し訳ありません、お客様。きちんと料金をお支払いいただかないと困ります。それ... 2024.11.26 『邪馬壱国の壱与~1,769年の眠りから覚めた美女とおっさん。時代考証や設定などは完全無視です!~』
『邪馬壱国の壱与~1,769年の眠りから覚めた美女とおっさん。時代考証や設定などは完全無視です!~』 第39話『知恵の実遺伝子』 2024年11月12日(22:00) SPRO 地下施設「みなさんは、知恵の実遺伝子という言葉を聞いたことはありますか?」 結月が全員を見渡して言った。修一は顔色が悪い。「正式名称はARHGAP11B(アーギャップ・イレブン・ピー)、ヒト特... 2024.11.22 『邪馬壱国の壱与~1,769年の眠りから覚めた美女とおっさん。時代考証や設定などは完全無視です!~』
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第280話 『将軍後見職、是か非か』 文久二年六月七日(1862/7/3)江戸城「さて、一橋刑部卿きょう様の将軍後見職、加えて松平春嶽殿の政事総裁職でございますが……」 信正は姿勢を正したまま、静かに続ける。「後見職については先月、上様がすでに十七におなりになっているゆえ要なし... 2024.11.19 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第278話 『久光の幕政改革』 文久二年四月二十九日(1862/5/27) 発 次郎蔵人 宛 御大老 先日 島津三郎様 兵千ヲ率イテ上洛セリ 幕政ノ改革ヲ求メルモノナリ 次郎はそう幕府に報告しようと考えたが、止めた。よくよく考えたら次郎は幕臣ではない。それに久光は攘夷じ... 2024.11.15 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』 第50話 『え? 悠真、お前なんでそんなにモテてんの?』 1986年(昭和61年)1月25日(土) PM2:00 <風間悠真> 山本先輩のおっぱいぷるん色気パワーでクソ先輩を撃退してから一週間後、オレ達はいつも通り音楽室で練習をしていた。「祐介、昼飯まだだろ? ちょっと遅いけど、食おうぜ」「おう... 2024.11.06 『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』
東アジアの風雲 第755話 『肥前銀行と大日本国銀行』 天正十八年十月九日(1589/11/16) 灰色の雲に覆われた空の下、肥前国諫早において大日本国銀行監査総監の近江屋治郎右衛門は、随員20名を従えて肥前銀行本店に到着した。 5層の巨大な蔵造りの建物群は、それ自体が1つの街区を形成してい... 2024.10.23 東アジアの風雲
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』 第41話 『チャリを買って女と毎日おっぱい密着大作戦しよう』 1985年(昭和60年)11月11日(月) <風間悠真> 中1男子(オレもだが)のヤツらが来月の10日に始まる『~お騒がせします』の話に夢中(?)になっているなか、オレはさっそく実益と実益を兼ねた計画を実施した。 ここでの実益とは長距離にな... 2024.10.19 『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』 第39話 『高遠菜々子と近松恵美。新ハーレム体制』 1985年(昭和60年)11月1日(金) <風間悠真> 9月15日の凪咲なぎさの誕生日にはイヤリングをプレゼントした。もちろん小さめで控えめなヤツだ。値段もそんなに高くない。雑貨屋でみつけた数千円のものだけど、学校につけてくるかどうかは凪咲... 2024.10.04 『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第243話 『条約破棄?』 遡って安政六年八月三日(1859/8/30) 大村 産物方「”Madam”……私は責任者との面談をお願いしたはずですが……」「私が責任者です。本来なら家老である夫が責任者ですが、留守の際に全権を委任されているのは私です。ですから私に話してい... 2024.09.28 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生したら弱小領主の嫡男でした!!元アラフィフの戦国サバイバル 第242話 『箱館ロシア領事館と大村藩、そして幕府。……やはり攘夷じゃあ!』 安政六年十一月三十日(1859/12/23) 箱館 ロシア領事館「さて、|如何《いか》なる|故《ゆえ》にて|斯様《かよう》な仕儀とあいなったか、しかとお伺いしたい」 松前藩家老の松前勘解由と立石昭三郎は、ロシア領事のヨシフ・ゴシケーヴィチを... 2024.09.27 転生したら弱小領主の嫡男でした!!元アラフィフの戦国サバイバル
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』 第32話 『三連休と生徒会』 1985年(昭和60年)9月13日(金) 放課後 <風間悠真>「ゆーうまっ♡」「あ!」 教室の入り口に目をやると、3年の山本先輩だった。美人で性格も良く、スタイルのいい(推定Dカップ)先輩は男女ともに羨望の的。その彼女に呼ばれたオレは……男... 2024.09.22 『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』
転生したら弱小領主の嫡男でした!!元アラフィフの戦国サバイバル 第234話 『勘定奉行並びに外国奉行小栗上野介、彼を知り己を知れば百戦殆からず』 安政六年六月六日(1859/7/5) 江戸 一橋慶喜邸『勅みことのりを以もって~中略~一橋刑部卿きょう慶喜、隠居の沙汰を取りやめるものとする』「ふむ、これはまた、如何いかなる事か」 一橋慶喜は江戸の邸宅で読み上げられた沙汰を、再度頭の中で読... 2024.09.19 転生したら弱小領主の嫡男でした!!元アラフィフの戦国サバイバル
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第233話 『日米通商条約附録と横須賀造船所』 安政六年六月六日(1859/7/5) 江戸城 御用部屋「掃部頭かもんのかみ様、小栗又一、お召しにより罷り越しましてございます」「うむ、よくぞ参った」 井伊直弼がオールコックの提案にどう答えるか迷っている中呼び出したのは、史実では大村益次郎を... 2024.09.18 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
大日本国から世界へ 第743話 『アラスカ並びに北米西岸の探険・入植と太平洋横断計画』 天正十七年四月十二日(1588/5/7) 天正十三年の六月から十一個艦隊体制と、八月から海軍艦艇の蒸気機関推進化をすすめていた肥前国海軍であったが、ようやくその体を成すようになってきた。 160隻ほどあった既存艦艇は予備艦艇として、特にルソ... 2024.09.18 大日本国から世界へ
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第231話 『神奈川(横浜)・長崎・箱館開港とオールコックとシーボルト』 安政六年三月二十日(1859/4/22) 『露は落ち 月の光に 影はなし 清き輝き そのままにして』 長野主膳は辞世の句を詠んで自決する前に、井伊直弼に一切罪が及ばないように周到な根回しをした。 まずは証拠隠滅である。 こう書くと狡猾こうか... 2024.09.16 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』 第19話 『ディープキス』 1985年(昭和60年)6月27日(木)<風間悠真>「ああ~終わった終わった~」 と頭の上で両手を組んで伸ばす美咲。制服越しの胸のシルエットが美しい。「ほんっと~、私理科と社会苦手だあ~」 同じように伸びをする凪咲。こちらもいい感じ。うーん... 2024.09.09 『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』
天下百年の計? 第737話 『ウラジオストクにて、ヌルハチと』 天正十六年八月二十九日(1587/10/1)~の1か月前 へトゥアラ「なに? 肥前国の国王が海參崴かいわんわい(ウラジオストク)へ来ているだと?」 海西女真との戦いを終えて、本拠地であるへトゥアラへ戻ってきたヌルハチは、斥候の報告を聞いて驚... 2024.09.01 天下百年の計?
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』 第2話 『職員室と女と金と地位と名誉』 1984年(昭和59年)6月22日(金)放課後 職員室への廊下 <風間悠真> さて……どうするか。 小林正人をぐちゃぐちゃにしたせいで、今オレは職員室に向かっている訳だが、別にどうと言う事はない。何を言われるかも想像がつくし、どうやって論破... 2024.08.23 『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第201話 『山内容堂と大村藩海軍増強計画』 安政三年六月十六日(1856/7/17) 金属薬莢やっきょうの製造にあたり、その他の金属加工製品と同じく、それを加工する加工機械は、研究開発ならびに輸入が並行して行われていた。圧延機やプレス機の精度向上と大量生産である。『全ては模倣から始... 2024.08.18 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第196話 『一触即発、大村藩改易か?』 安政二年十二月二十五日(1856/2/1) 江戸城 老中御用部屋「本音が、でたな」 堀田正篤まさひろの言葉に次郎は心の中で深呼吸をする。表情を崩さぬよう注意しながら視線を合わせると、正篤は手にしていた扇子を膝の上に置き、じっと次郎を観察した... 2024.08.12 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第194話 『堀田正睦老中首座となり、蝦夷地上知再燃す』 安政二年十一月十七日(1855/12/25) 神に祈るしかない、というのはこの事なのだろう。 次郎は消火器や雲龍水の設置によって地震の被害を少なくしようと試みたが、確かに効果がなかったとは言えない。しかし、藤田東湖らの死因は倒壊による圧死で... 2024.08.10 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第187話 『安政二年の正月』 安政二年一月二日(1855/2/18) 日本は去年、まずアメリカと三月三日に和親条約を締結した。 次いでイギリスとは八月二十三日に結び、オランダとは十一月二十三日に締結。ロシアとは元号が替わって安政元年となる十二月二十一日に締結した。 ま... 2024.08.03 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第180話 『幕府対松前・大村藩。松前征伐とかならんよね?』 嘉永七年七月五日(1854/7/29) <次郎左衛門> さて、幕府はどうでるかな? 江戸時代の奉行は寺社奉行・勘定奉行・町奉行の三つに分かれていて、そのうち領内の都市部(町方)の行政・司法を担当する役職が町奉行。 幕府以外にも各藩に寺社奉行... 2024.07.27 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第176話 『幕府海軍と通訳と転炉』 ■嘉永七年四月一日(1854/4/27) 次郎はあまり幕府のやることに干渉はしたくなかったが(面倒くさいので)、ことこの条約に関しては、日本の未来を左右する重大事なので、大村で黙っている訳にはいかなかった。 純顕は一回目のペリーとの会談のみ... 2024.07.23 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第173話『鋼鉄艦とベッセマー転炉。蒸気機関の改良と800トン級2隻建造へ』 嘉永七年一月二十四日(1854年2月21日) 現在の大村藩の造船所の利用状況は、下記の通りである。 零号ドック(ポルトランド・長さ62m幅21.5m深さ6m)……修理用。 壱号ドック(長さ122.5m幅25m深さ8.4m)壱(半分)……至... 2024.07.20 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第170話 『江戸表にてプチャーチンと幕閣』 嘉永六年十月二十六日(1853年11月26日) 佐賀城「よし、それで大村家中とはつつがなく、渡りをつけた(交渉した)のだな?」「はは。大村家中は既に時津から伊木力村までは完工しております。我が家中としましては、伊木力から喜々津を経て、三浦村... 2024.07.17 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第146話 『高杉晋作と箱館・横浜・新潟・神戸・長崎』(1852/2/10) 嘉永五年一月二十一日(1852/2/10) 長州 萩城下 後年、異例の出世を遂げて周布政之助は長州藩の指導者たる立場となるのだが、この時はまだ江戸祐筆ゆうひつ役である椋梨むくなし藤太の添役でしかなかった。 そのため晋作は、最初は江戸にい... 2024.06.19 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第145話 『その頃の幕府と各藩』(1852/1/31) 嘉永五年一月十一日(1852/1/31) 江戸城 この頃の幕府と言えば江戸湾の台場構築と、大村藩へ盛んに幕臣を派遣して、技術の吸収に邁進まいしんしているところであった。しかし肝心の財政再建は遅々として進まず、第七台場まで造成予定の台場は、第... 2024.06.18 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第692話 『ウラジオストク(北領掌)、オホーツク(狩海)、ペトロパブロフスク・カムチャツキー(勘察加市)』 天正十年十二月十二日(1582/1/6) 織田信忠はスペインとの海戦以降、信長の命により美濃に戻り、家督を継いでいた。織田家の当主としてはまだ3年目ではあったが、信長は徐々に権限を委譲していったのだ。 これは何も信忠に限った事ではない。 小... 2024.06.12 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第691話 『ヌルハチ』(1581/12/12) 天正十年十一月十七日(1581/12/12)「そうか、ヌルハチが一統したか」「は、今は足場固めをしているようですが、直に他の女直へも勢力を拡げようとするでしょう」「うむ。張居正はいかがだ? 持ち直しそうか?」「それは未だわかりませんが、官を... 2024.06.11 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第137話 『松代藩と松前藩。ソルベイ法とアンモニア』(1851/7/3) 嘉永四年六月十五日(1851/7/3) 松代城 松代藩領内の浅川油田では調査の結果、油井として産出が認められたのは十八カ所で、産出量の見込みは一つの油井で1日平均1石7斗3升との事であった。精製すれば約三分の一が灯油となる。 そのまま『臭... 2024.06.10 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第135話 『大村修理とジョン万次郎』(1851/5/16) 嘉永四年四月十六日(1851/5/16) 大村城下 <次郎左衛門>「なんと! ……これは、なんと様変わりしたものよ……」 殿の出府とあわせて江戸を発った弟君の修理様(大村純熈ひろ・当時は利純)は、嫡男の甲吉郎様が家督を継ぐとなってから、甲吉... 2024.06.08 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第681話 『大日本政府樹立に向けての第二回会議』(1580/10/23) 天正九年九月十五日(1580/10/23) 大同盟合議所「内府殿。つかぬ事をお伺いするが、蝦夷地の蠣崎ならびに奥州の大浦と安東、常陸の佐竹に下野の宇都宮が、小佐々の御家中に服属を申し出て、それをお認めになったというのは誠にござろうか」 甲... 2024.06.01 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第678話 『艦隊の帰還と世界地図。大同盟の財源は?』(1580/6/27) 天正九年五月十六日(1580/6/27) 京都 大使館 発 南四(南遣第四艦隊) 宛 屋形 メ 籠手田湊(ポートモレスビー)ニテ 婆羅島(ボルネオ島)ヨリ南ヲ 随時哨戒中 新幾内亜ニューギニア島ヨリ東ノ島々ノ 沖合ニテ イスパニアノ艦影 見... 2024.05.29 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第123話 『吉田松陰と宮部鼎蔵の大村探訪記とスクリューと潤滑油とゴムの話』(1850/4/2) 嘉永三年二月二十日(1850/4/2) 川棚「な、なんじゃあこれは」「石か? 石積みの家に、どこからかわからぬが、がしゃんがしゃんと音が聞こえる」 前日、平戸藩城下で一泊した後、紹介状を携えて二人は南へ向かい、そこで遭遇したのだ。 城下町... 2024.05.27 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第120話 『勝海舟と大村城下の下水道整備計画』(1850/1/8) 嘉永二年十一月二十五日(1850/1/8) <次郎左衛門> さて、確かこの頃の勝海舟は、どこだっけ? 本所から赤坂田町に移ってる頃だったかな。「御免候!」「はいよ。どなたかな?」「勝麟太郎殿にござろうか。それがし、肥前大村家中、家老の太田和... 2024.05.24 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第118話 『そのころの幕府と薩長土肥と他の藩、次郎左衛門の川越来訪』(1849/11/11) 嘉永二年九月二十七日(1849/11/11) 江戸城 <阿部正弘> さてさて、いかがしたものか。かくも多くの障り(問題)があれば、なにを初めにやれば良いのかすら、わからぬようになってくるぞ。三月には長崎にメリケン船が来おったし、四月にはエゲ... 2024.05.22 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
大村藩情報 嘉永二年八月十二日(1849/9/28)-大村藩情報・開発経過- -大村藩情報・開発経過- ■次郎 ・海軍伝習所、陸軍調練所設立へ。(兵学の他、数学・理化学・国語漢文・オランダ語・英語・国内国際情勢) ・京都~江戸各所でのロビー活動。 ■精煉れん方(信之介)佐久間象山は全部回る。 ・電信機の距離延... 2024.05.21 大村藩情報
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第117話 『ゴムの実験と真田幸貫』(1849/9/28) 嘉永二年八月十二日(1849/9/28) <お里> 6万斤は……人吉球磨茶、知覧茶、霧島茶、日向茶……九州全域で、なんとか、なんとかなった。良かった~! 残りの2万千600斤は少し待って貰ってかき集める。 そのぎ茶の増産。440haまで! ... 2024.05.21 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く