乗組員

緊迫の極東と、より東へ

第493話 東インド南方探検艦隊司令 籠手田左衛門尉安経(実在)の探検報告

元亀二年 十二月十二日 諫早城「御屋形様、練習艦隊司令、籠手田左衛門尉様がお見えにございます」「うむ、通せ」 矢継ぎ早であるが、南方探検と既存の交易国との渉外にあたっていた籠手田左衛門尉安経が帰港した。 安経は海軍所属だがその性質上、外務省...
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰

第463話 イエズス会とイスパニアと小笠原諸島

元亀二年 七月十二日 小笠原諸島 父島『¡Ey! ¡Mirar! ¡Puedo ver el barco!  ¡Parece que se dirige hacia aquí!』(おーい! 見てみろ! 船が見えるぞ! こっちに向かっているよ...
北九州を二分する 二つの二虎競食の計

第161話 第二回練習艦隊 琉球編

永禄十年 十一月 琉球国 那覇湊 籠手田安経 それにしても、心地よい。わかっていたが、さすが南国だ。十一月なのに寒くない。 前回の親書のおかげで問題なく那覇港に入港できた。 しかし前にも感じたが、なんだか活気がない。殿から聞いていた那覇の印...
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。

第22話 海峡封鎖作戦 蛎浦の海戦④

未の初刻 四半刻後(午後一時半ごろ)「申し上げます! 港の民家は焼失しておりますが、損害は軽く、民の被害もありませぬ」「ほう。むだな殺戮はせぬ、か」 政忠達は島の北端を迂回して島の陰に隠れていたのだが、けもの道から山頂の金毘羅神社を越えて港...
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。

第4話 宮の前事件と平戸の南蛮船〜永禄4年の謎に迫る〜

永禄4年4月 沢森城 自室にて  ※宮の前事件※ 永禄四年(1561年)八月、長崎県平戸(以降平戸と記述)に停泊中の、ポルトガル船のフェルナン・デ・ソーザ船長と16名の乗組員が平戸港宮前で殺害された事件。 多分、商取引のトラブルが原因で起き...