転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第459話 『鹿児島での対峙と将軍家茂』 慶応四年十二月二十日(1869年2月1日) 鹿児島へ向かう船上 <次郎左衛門> さーて、どうしたもんかな。 馨かおるや俊輔にはああ言ったけど、あれはあくまで方便みたいなもんだ。 あいつらきっと『大村藩はオレたちの味方だ』なんて思い込んだまま... 2025.08.28 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第452話 『三権分立と薩長の離反』 慶応四年十月二十日(1868年12月3日) 京都 大村藩邸 京都の混乱が一応の決着を見てから六日が過ぎ、徳川慶喜の政治的手腕によって表面上は秩序が回復したかに見えた。 しかし次郎には、この平穏が砂上の楼閣に過ぎないと分かっている。 三権分... 2025.08.13 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第445話 『第一回貴族院と事件』 慶応四年八月下旬(1868年10月) 京・小松帯刀たてわき邸 庭に落ちる影が、ゆっくりと西へ傾き始めていた。 帯刀は大久保利通が去った後、数日間にわたって一人部屋に籠もって考え込んでいる。 大久保が示した策は暗闇を照らす希望の光にも見えれば... 2025.07.29 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第442話 『典薬寮と権力闘争』 慶応四年八月十一日(1868年9月26日) 「ふう」 次郎は、書き上げたばかりの『重要技術管理法案』の草案から顔を上げた。 新暦に直すと9月末だが、それでも残暑が厳しい。 洛中らくちゅうの連続ボヤ騒ぎに関する加賀藩からもたらされた情報は、犯... 2025.07.23 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
信長と純正、そして教え子たち 第894話 『純正と信長』 慶長五年六月二十六日(1600年8月5日) 岐阜城「……」「……」 病によって半年以上も意識を失っていた純正の盟友は、痩せてはいたが、その目は穏やかであった。 静かな瞳がただ真っ直まっすぐに純正を見据えている。 部屋には他に誰もいない。 信... 2025.07.18 信長と純正、そして教え子たち
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第435話 『洛中謀略譚』 慶応四年四月十八日(1868年5月10日) 小御所での会議が混乱のうちに終わった翌朝、京の空には雨がやんで湿った空気が漂っていた。 洛中らくちゅうを騒がせた火事は大きな延焼もせず、いずれも小規模なボヤ程度の騒ぎで鎮火していたのである。 人的... 2025.07.14 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第433話 『混迷の小御所会議:慶喜の貴族院構想と各藩の思惑』 遡って大村藩邸での会合の後――。「お見事でございます。これにて万事、滞りなく相成りました」 永井尚志なおゆきはわずかな笑みを浮かべて慶喜に言った。「ふん」「頭を下げて事が良き方へ流れるならば、いくらでも下げれば良いのです。然さりながら殿が行... 2025.07.10 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第431話 『老兵と風聞』 慶応四年(明治元年)四月一日(1868年4月23日) 江戸城「おお、おお……。左衛門尉(川路聖謨)、それに下総守(水野忠徳)に信濃守(井上清直)、淡路守(村垣範正)まで……。よくぞ参った」 慶喜の眼前には、黒船来航以来の激動期に、日の本の外... 2025.07.06 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第430話 『どんな手を使っても』 慶応四年(明治元年)三月二十八日(1868年4月20日) 先般、大老院解散の儀、我が言に配慮なきゆえに貴殿の気を害せし事、我が不徳に御座候。 然しかれども、幕府が日本を差配する大義に揺らぎ無く、此度こたび改めて帝より大政委任の宣旨を賜り候... 2025.07.04 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第427話 『薩長』 慶応四年(明治元年)三月五日(1868年3月28日) 鹿児島城「そもそも、今に始まった話では無いわ」「は」 鹿児島城内では、江戸城での一件で激高して帰ってきた島津忠義と、その父である久光、そして淀よど屋や清兵衛の三者が会談していた。 久光の... 2025.06.29 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第426話 『北へ南へ』 慶応四年(明治元年)三月二日(1868年3月25日) 松前城「はぁーはっはっは! さすがであるな! あの御仁は見かけによらず豪胆じゃ! この君して臣なり、その逆もまた然りじゃな」 松前城の広間で次郎と謁見した崇広たかひろは、次郎の報告を聞い... 2025.06.27 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第425話 『決別か否か』 慶応四年(明治元年)二月二十八日(1868年3月21日) 江戸城「はて、それがしは何も話す事はございませぬ。次郎、そうであろう」「は、はは……」 次郎は、ここは純顕に任せた方がよいと考えたのか、相づちをうったのみである。「安藤殿、中納言様、... 2025.06.25 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
一強からの変化 第880話 『武井十左衛門』 慶長四年十一月二日(西暦1599年12月19日)「おいおっさん! まさか今この有り様でくたばるつもりじゃねえだろうな?」「ふっ……。その声は平九郎か。余に然様さような物言いが出来るのはお主しかおらんが。減らず口をたたきおって」 部屋の中には... 2025.06.18 一強からの変化
一強からの変化 第879話 『純正の決断。戦国の再来か』 慶長四年十月十五日(西暦1599年12月2日) 大日本国議会「第一に、家臣への恩賞はすべて給金とする。これは我が国と同じである。第二に、身の上によって生業が決まらぬ世とする。第三に教育の義務化である。何人たりとも例外はない。必ず中等教育まで... 2025.06.16 一強からの変化
一強からの変化 第877話 『新生 大日本国と信長』 慶長四年十月四日(西暦1599年11月21日)「斯様かような仕儀にて、ここにいたっては、乱れ騒ぎし策も立たず(混乱の解決策もなく)、殿下にご足労いただくほかないと愚考した次第にございます」 純正の御前で平伏しているのは、1か月半前から大日本... 2025.06.12 一強からの変化
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第387話 『ぶち切れる』 慶応二年十一月三日(1866年12月9日) バタヴィア「では各々方、憚はばかりながらそれがし、太田和蔵人次郎左衛門が、議事を進めたく存じます」 次郎の隣には、大村藩の名代である甲吉郎純武が控えている。 幕府と加賀藩を除く各藩の名代と艦長(責... 2025.04.21 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第376話 『万博とアラスカとイギリス』 慶応二年四月二十九日(1866年6月12日) 「前田殿、淀屋、と申しましたかな。商人にあのような物言いをさせて良いのでしょうか」 前田斉泰に対して、伊達慶邦が問いかけた。 慶邦はその責任感と保守的な性格から、孫三郎の放埓な物言いに眉をひそめ... 2025.04.01 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第375話 『淀屋清兵衛の策略』 慶応二年三月十五日(1866年4月29日) 江戸 加賀藩邸「兵備輸入取締令? あの……あれは確か万延、いや安政六年に御公儀が出した法であったな」 前田斉泰が思い出しながら牧田孫兵衛(淀屋清兵衛)に聞き直した。『兵備輸入取締令』 大名・家臣に... 2025.03.30 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第374話 『中居屋重兵衛と三野村利左衛門。牧田孫兵衛……』 慶応二年三月十五日(1866年4月29日) 大村藩邸の応接間で、次郎と中居屋重兵衛が向かい合って座っていた。 障子越しに差し込む陽光が、畳の上に柔らかな影を落としている。「久しいな、大村の海軍伝習課程を卒業して以来ではないか」 次郎はほほえ... 2025.03.28 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
八紘共栄圏を目指して 第835話 『建州沿岸と豆満江』 慶長元年十一月十四日(1597/1/2)夜 へトゥアラ <小佐々純正> オレたちは問題が解決するまで滞在することになり、宿舎に案内された。『お互いに戦うつもりはない。じっくり腰を据えて話し合おう』 ヌルハチの提案を受けて、居室で一人考え事を... 2025.03.09 八紘共栄圏を目指して
八紘共栄圏を目指して 第834話 『関白太政大臣小佐々純正の大義』 慶長元年十一月十四日(1597/1/2)へトゥアラ「なぜそこまで領土を広げる必要があったのですか? 日本だけでは足りなかったのですか? 倭寇わこうは途絶えて久しいし、日本に攻め入る国もない。琉球や朝鮮と交易すればよかったのでは? 呂宋やアユ... 2025.03.07 八紘共栄圏を目指して
外伝!フレデリック・ヘンドリック転生記~時代・技術考証や設定などは完全無視です!~ 第4話 『デン・ハーグと駐ネーデルランドポルトガル大使館』 天正十八年九月一日(1589/10/10) デン・ハーグ <フレデリック>「これはこれは、ようこそおいで下さいました」 マヌエル・デ・ポルトゥガルはにこやかな顔でオレを出迎える。 オレは兄貴に頼んで、伝手を通じて会えたのだ。 ネーデルランド... 2025.02.15 外伝!フレデリック・ヘンドリック転生記~時代・技術考証や設定などは完全無視です!~
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第342話 『昇任問題とレオン・ロッシュ』 元治元年八月二十七日(1864/9/27)「して次郎、朝廷から昇任の知らせが来ていたようだが、その後は如何いかがあいなっておるのだ?」「は、その儀につきましては丁重にお断りいたしたく、返信をいたしましてございます」「なんと、断ったのか?」 ... 2025.01.28 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 時系列・あらすじ 以下、旧暦表示。随時更新します。1837年天保7年11月: 50歳の男が幕末の大村藩下級藩士に転生。若い妻と息子がいる状況に戸惑うが、純顕と純熈に仕え、列強に対抗する決意を固める。前世の記憶を頼りに、激動の幕末を生き抜こうと覚悟する。天保7... 2025.01.25 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第339話 『対英、対列強会議』 元治元年七月十四日(1864/8/15) 江戸城 御用部屋「さて方々、これより先のイギリスならびに列強に対する策を論じたいと存じます」 集まったメンバーは下記のとおり。 ・将軍後見職 一橋慶喜 ・政事総裁職 松平春嶽 ・大老筆頭 安藤信正 ... 2025.01.24 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第335話 『鹵獲戦利品の分配』 元治元年五月十六日(1864/6/19) |鹵獲《ろかく》したイギリス軍艦を大村藩の海軍工廠こうしょうで修理しているころ、大村・佐賀・長州・薩摩・幕府の間ではその分配協議がなされていた。 五大老とはいえ、土佐藩、加賀藩、仙台藩は除外されてい... 2025.01.20 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第329話 『捕虜と馬関』 元治元年四月六日(1864/5/11) 江戸城 -発 次郎蔵人 宛 御殿 先の海戦にて英吉利艦隊に勝利せり-「おおお! これは僥倖ぎょうこうである! 重畳ちょうじょう重畳!」 純顕は次郎からの電信を読んで喜び叫んだ。 純顕がここまで感情を露... 2025.01.12 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第328話 『激闘! 鹿児島湾海戦! -地獄-』 文久四年(元治元年)四月六日(1864/5/11) 鹿児島湾口「8……9・10……13・14……敵艦14隻! 前方に単縦陣で、東西に待ち構えています!」 キューパーはその報告を信じたくはなかった。現実逃避とはこのことを言うのだろうか。世界に... 2025.01.11 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第327話 『激闘! 鹿児島湾海戦! -突破口-』 文久四年(元治元年)四月六日(1864/5/11)「司令官! 前方に海峡があります!」 イギリス駐清艦隊は、海峡を突破後は艦船の修理と負傷者の治療をしつつ、湾内を偵察した。幸い砲台はない。島津軍もうかつに近づいて反撃を受けるのを想定して、あ... 2025.01.10 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第322話 『国外退去ならびに臨戦態勢』 文久四年三月四日(1864年4月9日) 「急ぎなさい。私が戻るかオールコック前公使が戻るか分からないが、正直なところ良い思い出がない。できればあまり関わり合いたくない国だがな」 駐日イギリス代理公使のエドワード・セント・ジョン・ニールは、執... 2025.01.04 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第321話 『僅差可決と艦隊派遣』 文久四年一月二十六日(1864年3月4日) イギリス議会ではパーマストンとラッセルの豪腕によって、正式に日本への武力行使が可決された。10票にも満たない僅差であったが、反対意見を押しのけ、イギリス海軍艦隊が派遣されるようになったのだ。 昨... 2025.01.03 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第320話 『南北戦争とフランスとオランダ』 文久三年十二月十八日(1864年1月26日) 次郎はイギリスとの開戦を見据え、列強を日本側に取り込もうと考えていたが、ロシアは上手くいくであろうとの感触であった。アラスカの売却はロシアにとってもメリットがある。 もし万が一破談となっても、... 2025.01.01 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第318話 『全体戦略会議とロシア』 文久三年十二月二日(1864年1月10日) 上海 「読みたまえ」 イギリス東インド・清国艦隊司令官のサー・オーガスタス・レオポルド・キューパーは、副官に命じてイギリス本国の海軍省からの訓令を読み上げさせた。 -議会において日本との国交断交並... 2024.12.30 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第316話 『薩摩と長州』 文久三年十月二日(1863年11月12日) -発 次郎左衛門 宛 松前勘解由様 昨今の日英関係に鑑み、開戦となればロシアの動向愈々以ていよいよもって重きにして、特に間宮海峡並びに宗谷海峡の備えは重きと存じ候間(思うので)、近く新式砲台の設... 2024.12.29 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第313話 『技術革新と大老会議』 文久三年六月二十九日(1863年8月13日) 強力な海軍を創る。 その一環として次郎がオランダに発注した2,500トン級鋼鉄艦である『大成』が川棚に到着したのは、去年のちょうど今ごろである。 世界でも最先端の同艦の設計図をもとに、同型艦を... 2024.12.26 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第312話 『岩倉具視の出世と大哨戒網』 文久三年五月十五日(1863年6月30日) -発 六位蔵人次郎左衛門 宛 左近衛権少将様(島津久光) 斯様かように短き略式なる書面にて失礼仕り候。 生麦の儀、いまだ解決に至らず候間そうろうあいだ(解決してませんので)、イギリスの出方により... 2024.12.25 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第308話 『イギリス本国の外交指針』 文久三年一月二十九日(1863年3月18日) 「晋作よ、松陰先生はああ言ったが、お主の考えは如何いかがなのだ?」 高杉晋作と久坂玄瑞、桂小五郎は城下の料亭で話をしていた。「ん? 僕の考えかい?」 晋作は小五郎の質問を聞いていたのかいないのか... 2024.12.20 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第306話 『第一回大老院と薩摩』 文久二年十二月九日(1863年1月28日) 江戸城 現在でいう組閣が行われ、政事総裁職に松平春嶽、将軍後見職に一橋慶喜が選出された。 ・筆頭大老は安藤信正(まとめ役) ・大老衆は島津忠義、毛利敬親、山内容堂、伊達慶邦、前田斉泰(5名) ・老... 2024.12.18 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第304話 『公式記者会見』 文久二年十月二十九日(1862年12月20日) 神奈川奉行所 「Well, first of all, thank you all for taking time out of your busy schedules to join us.... 2024.12.16 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第303話 『ジョン・ラッセルとパーマストン』 文久二年十月二十八日(1862年12月19日) イギリス 極秘 1862年9月10日 ラッセル外務大臣閣下 横浜より、憂慮すべき事件についてご報告申し上げます。去る8月26日、生麦村において、上海の貿易商であるC.L.リチャードソン氏を含む... 2024.12.15 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第302話 『厚顔無恥と知らぬ存ぜぬ』 文久二年十月二十八日(1862年12月19日) 横浜 イギリス公使館 <エドワード・セント・ジョン・ニール> どうする? どうする? どうする? 上海からの当事者始末の報告とその信憑性の疑わしさ。もし生きていれば、狙われた事を恨んで証言をす... 2024.12.14 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
Uncategorized 第301話 『対面と交渉』 文久二年十月二十七日(1862年12月18日) 横浜 上海から済生丸が横浜に寄港して1か月半がたったが、パーシーの葬儀はごく小規模に執り行われた。プロテスタント教徒であったために、オランダ人居留地より牧師を呼び、キリスト教式で行われたのだ。... 2024.12.13 Uncategorized
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第300話 『状況急変』 文久二年九月五日(1862年10月27日) 長崎 -発 次郎 宛 一之進 重畳、患者の容態を優先し、横浜で回復の後、協力を願う- 長崎へ到着した済世丸は医療物資の補給を行い、出港した。 横浜を目指し、患者を診療所に移した後に完全に回復させ、... 2024.12.12 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
東アジアの風雲 第781話 『決戦前夜』 天正二十一年三月十二日(1592/4/23) 竜岩浦 西部軍団「さて、では我らも北上するとしようか」 敵である明軍の補給物資を接収し、補給部隊の再編も終わった島津義弘が号令を発した。竜岩浦から明軍の本隊がある義州府までは約45km、2日な... 2024.12.10 東アジアの風雲
東アジアの風雲 第780話 『隘路』 天正二十一年三月九日(1592/4/20) 鴨緑江沖「敵兵の収容が終わりました。生存者は751名です。兵糧は……40万貫(約1,500トン)ほどとなりそうですが、弾薬は……」「ご苦労、もう良い。赤崎長官、如何いかがいたす?」「兵糧に関して... 2024.12.09 東アジアの風雲
Uncategorized 第777話 『背水の陣、鴨緑江』 天正二十一年三月四日(1592/4/15) 鴨緑江沖 晴れ 鴨緑江河口に轟音ごうおんが響き渡る。黒煙を噴き上げる出雲をはじめとする肥前国第一艦隊から、次々と砲弾が放たれたのだ。その光景は李舜臣の目に焼き付いた。「これは……まるで雷神の怒り... 2024.12.06 Uncategorized
東アジアの風雲 第775話 『肥明戦争』 天正二十一年二月二十四日(1592/4/6) 鴨緑江東岸 「申し上げます! 観測班より伝令、敵に動きあり! 敵、渡河する模様にございます」「ふむ、やはりこれを狙っておったか」 現場は夜半から小雨が降っており、視界は悪くないものの、4月にし... 2024.12.04 東アジアの風雲
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第291話 『上海租界とリボルバー』 文久二年八月十八日(1862年9月11日) 上海 フランス租界 ホテル『宏記洋行』 部屋には佐賀藩の中牟田倉之助、薩摩藩の五代友厚、そして大村藩士の峰源助がいた。彼らは皆、晋作と同じく通商のために上海に来ていた同志である。「おお、晋作君か... 2024.12.03 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
東アジアの風雲 第774話 『朝鮮出兵-3-鴨緑江の対峙』 天正二十一年二月十八日(1592/3/31) 朝鮮・明国国境 鴨緑江「申し上げます! 敵日本軍、鴨緑江の対岸に陣をはり、待ち構えております!」 明軍の総大将である楊鎬ようこうは斥候の報告を聞いて考え込む。 軍は鴨緑江の西岸から数キロ離れた地... 2024.12.03 東アジアの風雲
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第290話 『生麦事件交渉-5-10万ポンドの要求』 文久二年八月十八日(1862年9月11日) 日本側とイギリス側の会談は連日にわたって続き、ついにニールは上海租界における捜査協力を認めるに至った。 今回のニールの目的は、100対0の勝利でなくともイギリス優位で交渉を進め、賠償金を勝ち取り... 2024.12.02 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く