東アジアの風雲 第778話 『撤退の代償』
天正二十一年三月五日(1592/4/16) 鴨緑江東岸 山中 悪夢のような砲撃から逃れ、夜通し走り続けてようやく夜が明けた。 渡河地点より上流にある砲撃の届かない山中に退避してきた沈有容しんゆうようは、深い疲労感に襲われていた。辺り一面...
東アジアの風雲
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く